1962-08-28 第41回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
そこで、私が一つ疑問に思うのは、ヒロポンのときの当時の法務省、あるいは警察庁関係の説明を伺いますと、密造部落があちこちあった。その密造部落の非常に規模の大きなものが北鮮系、特に朝鮮人がやっておる。そうしてその朝鮮人は、自分たち同じ民族には絶対に売らない、日本人だけに売る、こういうような非常に厳重なやり方をしておる。
そこで、私が一つ疑問に思うのは、ヒロポンのときの当時の法務省、あるいは警察庁関係の説明を伺いますと、密造部落があちこちあった。その密造部落の非常に規模の大きなものが北鮮系、特に朝鮮人がやっておる。そうしてその朝鮮人は、自分たち同じ民族には絶対に売らない、日本人だけに売る、こういうような非常に厳重なやり方をしておる。
思い切って密造対策費をふやしてそういう悪質な密造部落を征伐できないか。ただいま長官は、密造をやっておる者の生活問題もあると言います。これはこれでまた別に方法を講ずればよろしいので、そういうことを言われるということは、当の責任者である国税庁長官の責任のがれの言葉だ、そう私は思う。
○高野一夫君 刑事局長に伺いたいのは、これは捜査技術上のことはわれわれわからぬので、そういうような捜査技術上非常な利便が得られて、そういう密造部落をつくことがより以上たやすくなるであろうかということと、それともう一つ、昨年来あなたにもお願いしたと思うのですが、当時法務大臣にもお願いしたのですけれども、これは私の考え方であって、公安調査庁長官に伺ってみたのですが、まあ今後一つ調べておこうと、こういうことになっている
○政府委員(高田正巳君) 密造部落をつくということが本論でございまして、これがつけないようなものが原料をたどっていくことによってつけるかという御質問でございますが、これはお説の通り、そう簡単につき得るものではないと思います。しかしながら、原料の面をつくことによって、それに端緒を得て密造部落をつくということも、私は捜査の実際上あり得ることと思います。
そこで、原料でありまするけれども、密造部落、しかも違反者のうちで密造者はきわめてわずかで、昨年の検察庁の統計を見てもわずか六百人しかいない。それでも密造者としとは大きな数でありましょうけれども、この密造部落をつくことがむずかしい。
そこで一面、先ほどは申し落しましたが、正規のものを禁じた場合に、つまり密造部落その他における犯罪者の、こういうものをつくることを根絶させるにどの程度役立つか。モラルの点において、あるいは政治的問題として効果があるだろうかということについては、これは見解の相違であろうと思います。
そこで私どもはまず最初この罰則の強化につきましては、この根源であるべき密造部落をつく、あるいは密輸入をつく、こういうので行かなければ、その元を断たなければ、いくらやつてもしようがないのじやないかということでありまして、そこで密造、密輸入ということにまず一番重罰を科す、こういうことで一応体刑の年数も区別しておつたのでございますが、いわゆる犯罪捜査、検挙の統計並びに今まで与えられた法務省関係のいろいろな
いま一つは、先般も新聞で見ると、いわゆる後楽園のヒロポン密造部落を急襲、そうしてわずかなアンプルが発見されたということでありますが、そこで問題は、こういうふうに罰則を強化し、密売買の源泉を急襲いたしましても、そのあかつきの急襲の結果がわずかな戦果に終つておるということでは、これはいかに強化しても、そこに及ばない面があると想像されるのであります。
一つは、これは第三国人の密造部落を検挙しますと、密造のほうもめつかるのですが、覚醒剤の密売のほうも第三国人の集団部落の犯罪とよくからみ合ておりますので、これは警察として注意をいたしております。もう一つは基地周辺の売売関係のところに必ずつきまとつていることが随分ございまして、これは駐留軍の当局とも十分に打合わせしております。この二つが極めて特徴をなしているのでございます。
お見えになります前にちよつと触れたのでありますが、三国人の密造部落等に、密造関係に手入れをしますと必らず附随物として覚醒剤、麻薬等のものが押収されるのであります。これは不即不離の関係だと思うのです。今委員長からも御指摘がありましたように、それを掴えましてもとかく最終の判決というものが軽きに失すると思います。そういう場合に私どもで上訴いたしまして、十分論告で力説して裁判に反映させております。
さらにまたただいま平田長官から説明がありましたが、密造部落等の急襲のときに、警察官その他に協力を求めるために、そういうふうな費用がいる、確かに警察官なんかも時間外、夜あるいは朝早くこういうことをいたしますので、どうしても動かない。何らかそういうふうな接待その他をやりませんと、やはり動かない。
○土田國太郎君 この取締方法ですが、これを私は宮崎の税務署の人から聞いたのですが、如何にも経費が足りないのだ、全国一の密造部落に対しての割当の経費が少い。これではとてもできないのだからというような話を承わつておるのですが、昨年度予算で決議になつた大蔵省の密造取締費は全面的にばらまかれておる。
そういうようなことがないようにというのがこの趣旨でございまして、その点は警察官が幾らしつかりいたしましても、やはりこういう点の保護をしてやつたほうがいいというのが一つでございますし、他面、その警察官の保護が完全に行きますればいいだろうという、これも御尤もでございますが、実際の例としては、先ほど申した通りに、例えば朝鮮人の集団密造部落における或る朝鮮人が資料を提供したためにその事件が挙がつたという場合
私は太つ腹な点では感心をしておつたのでありますが、次に宮本さんがその使途についてのお話があつた場合に、例えば食糧費が、当時火焔びん事件はなかつたが、そうした危険を感じ得るだけに、そうした非常時に備える宿直の場合の何人かの食糧費であるとか、或いは密造部落を急襲するについての食糧費等に使われておる、こういう事例を挙げておられましたから、私はとつくからこれを読んでおりまして、この食糧費なり、接待費というものは
○菊川孝夫君 その具体的な点につきましては、それじや国税庁長官に聞くといたしまして、例えばこの間の大阪府におきましての密造部落の際のごときは、これは新聞に出ましたが、実にほうぼうに與える影響は私は大きいと思うのでありますが、今後の密造……酒造税関係は、特にこういう事件が多いというのですが、これは断固としてやはり既定方針通りやつて行くのか、それとも廻つて見ますと、予想より存外そういう事実がありながら後難
僕らも税務署に個人で行つた場合にはいつまでも待たされたりすることがあるのでありますから、こういつた場合には大衆としても要求をまとめて行くというようなことはこれはいいと思うのですが、この間大阪におきましては密造部落を調査をしようとしたときに警察も手の出ないような暴行を受けて逃げて帰つて来たというような事件もございますし、私の手許に参つております統計を見ますと、この税務署に対する暴行事件が相当たくさんあるわけであります
現に大蔵省の收税官吏等はこの間も大阪で第三国人、朝鮮人の密造部落襲撃に当りまして日本の警察では手が出なかつた、二回に亘つてやつた、而も危害を加えられておるという事件も起きておりますが、ああいう事件はよもや起きまいと思いますけれども、軍人、軍属でございますので武器を皆携帶いたしております。
ことに密造部落なんというものは非常にたくさんありました。また国内の治安を乱すような北鮮系、南鮮系の間の争いなども、ずいぶん殺傷事件などを起しておつたわけであります。これは大分緩和して直つて来ましたが、今まではそういうことがあつたことは事実であります。今後外国居留民として日本におる限りは、日本の法はどうしても守らなければならない。
従つてそういうオミットされた昔の酒屋さんが、密造部落等に参りまして、そうして指導して、非常に普通の酒よりももつとりつぱな酒をつくつておつて、安くてしかもうまい酒がのめるということで、密造というものが一般の間に非常に評判がいいのであります。こういう状態でありますから、私は酒税が高いとか安いとかいう問題でなしに、根本的な問題の解決をしなければならぬと思う。
と申しますのは、なるほど密造部落を取締りますると、たとえば蒸溜器なりまたはその他のいろいろな証拠物件が、多数発見されるのでありますが、その場所がたとえば道路の地下に埋めてあるとか、または畑の中にあるとか、山林の中にあるとかいうことで、それが何人に属するかということを確認することが、非常に困難な場合が多いのでございます。
しかし集団密造部落あるいは集団密造被害というものは、年々歳々その数を増しているかのような声も聞くのでございまするが、今日日本全国におきまして、集団密造部落のおもなる場所並びにこれに対する実情等を御報告願つてみたいと存じます。
このために酒類密造取締りの責任当局といたしまして、また酒税確保の責任当局といたしまして、万難を排しまして取締りを強行し、その成績は相当見るべきものがあつたのでありますけれども、悪質集団密造部落の取締りにつきましては、実際問題といたしまして、警察当局の大規模な援助がなくては、とうてい実施不可能な状態でございますし、そのために警察官の不時呼集とか、急速出動等の回数は、警察当局の予想以上に達しまして、自動車
併しこれも自治体といたしましても都市の近郊、都市の内部に密造部落がありまして、或る意味においては犯罪の温床みたいになりますことは、秩序を紊す原因にもなりますので、自治体警察といたしましてもこれを州絶することは本来の任務だと考えておりますし、そういうことにつきましても緊密な連絡をいたしまして、できるだけ警察の協力を仰いで根絶し得るように努めて行きたいと考えております。
実際におきましては、その程度に行かぬかもしれませんけれども、少なくとも目標としては、大体集団密造部落は根絶する態勢で参りたい。そのための予算といたしましては、来年度八千万円を一応計上しております。
二千万円くらいの補正予算を組んだ程度で、一体集団密造部落に対して八、九割程度の密造防止ができるお見込みであるかどうか伺いたい。
そこでこの大島の密造部落を取締りまして、これを密造させずに、正規の酒屋で酒をつくらせて税金をとる。こういうことになりますと、大体一億五千万ないし一億の税金がとれる、こういう計算に相なるわけであります。そこで、しからばそういう一億五千万ないし一億も税金がとれ参るという問題を、なぜ税務署は看過しておるか。ここが問題でございます。税務当局が取締りに参りますと、半鐘ががんがんと鳴り出します。
農民の密造は別といたしまして、商売的にやつているところの密造の取締でありますが、これをうんとやるためには、いずれも警察当局の応援を得なければできにくいのでありますが、それに対して警察当局が応援を澁ると言いますのは、密造を現在相当大仕掛にやつている連中は、それが正業である人が多い、その外には現在の情勢として何ら仕事かないのだ、若し密造部落を徹底的に取締りをやりまして、その人達の密造ができなくなると、正業